顎関節症の治療法
顎関節症の治療法
①生活習慣の改善
①生活習慣の改善
顎に負担をかけるような悪習癖を是正するための指導を行います。特に、歯を食いしばったり、歯と歯を常に噛み合わせるような習癖があると、歯、顎関節、筋肉に負担がかかり、血流も悪くなるので、こういった習慣を正す方法(認知行動療法)などを提示します。また、食事やその他習慣に関する注意事項を説明します。
②顎関節の整位
②顎関節の整位
関節円板(顎関節がスムーズに動くために上下の関節の骨の間にある、軟骨のような組織)が引っかかって口が開きづらくなっている場合は、適切な力を加える事で引っかかりを解除できる場合があります。 また、大きく開けた後に口が閉じなくなった(いわゆる「アゴが外れた」)場合は、適切な力を加えて元に戻します。
③顎のストレッチ
③顎のストレッチ
関節円板(顎関節がスムーズに動くために上下の関節の骨の間にある、軟骨のような組織)が引っかかって口が開きづらくなっている場合は、適切な力を加える事で引っかかりを解除できる場合があります。また、大きく開けた後に口が閉じなくなった(いわゆる「アゴが外れた」)場合は、適切な力を加えて元に戻します。
④ストレッチ指導
④ストレッチ指導
ストレッチを行うことで、靭帯を伸ばして関節を動きやすくし、関節と筋肉の血流を改善し、関節腔内の潤滑成分の分泌を促します。
⑤マッサージ指導
⑤マッサージ指導
顎関節に関わる筋肉の痛みやこわばりがある場合は、マッサージの仕方を紹介します。
⑥スプリント(マウスピース矯正:インビザライン)
⑥スプリント
(マウスピース矯正:インビザライン)
(マウスピース矯正:インビザライン)
夜間の歯ぎしりや食いしばりがあり顎関節症を悪化させているケースでは、歯ぎしり防止のマウスピースを作成します。原則、就寝時のみ装着します。
マウスピースを作成する前に、歯科用CTにて顎関節の位置を特定し、異常があればその位置をマウスピースで移動させ、歯の並びを正します。
顎関節症に対するマウスピースには次のような効果があります。
マウスピースを作成する前に、歯科用CTにて顎関節の位置を特定し、異常があればその位置をマウスピースで移動させ、歯の並びを正します。
顎関節症に対するマウスピースには次のような効果があります。
- 歯ぎしり・食いしばり自体を減少させる
- 顎関節にかかる力を軽減する
- 強い力から歯を守る
効果には個人差が大きく、劇的に改善する方もいれば全然変わらない方もいます。
⑦薬による治療
⑦薬による治療
痛みが強い場合や、関節組織の損傷により炎症が起こっている場合は、鎮痛消炎薬の処方を行います。周辺の筋肉のこわばりによって強い痛みが出ている場合は、筋弛緩薬を処方することもあります。