こんにちは。
天神北交差点そば、メディカルシティ天神6階にある『MC天神こが歯科』です。
西鉄バスをご利用の方は、「那の津口」「天神北ノース天神前」が便利です。
天神地下街をご利用の方は、「東1a」出口から徒歩5分です。
ブログを覗いてくださってありがとうございます。
歯科衛生士の川邉です。
今回は、『第一大臼歯』
別名
『六才臼歯』のお話です。
その名の通り、6歳頃に生えてくる永久歯です。
乳歯列の後ろから生えてくるので、保護者の方は気づきにくいと思います。
そう、「子供の歯が抜けて、生えてくる永久歯」ではないのです。
年長さん〜1年生のお子様がいらっしゃる方はしっかりとチェックしてあげてください☆
さて、この6才臼歯。永久歯ですので生えてきたらずぅ〜っとお付き合いしていくことになります。
保護者の皆さんのお口にもあるかと思います。場所は親知らずがなければ、奥から2番目です。
ご自身が6歳のころから使っているんですよ〜!感慨深くないですか?
ここで前歯と奥歯、それぞれの歯の役割についてお話しますね。
前歯は食べ物を適量に噛み取るお仕事をします。そのため、シュッとした刃物のような形をしていますね。
奥歯はその食べ物を飲み込みやすくなるように、しっかりとすりつぶすお仕事をします。形は四角くて広い面積。ですので、物をとらえられるようになっています。
しっかりと噛んでくれる、この6才臼歯。とてもとても大切なのです。
しかしですね・・・問題があります。
何度も申し上げている通り、『6才臼歯』。
① 6才ころはまだまだ自分で上手に歯磨きはできません。
前述したように、乳歯が抜けて生えてくるわけではなく乳歯列の奥にこっそり生えはじめるため、保護者の方は気付きにくいです。
食べ物をしっかりとすりつぶす奥歯の形。前歯とは違いデコボコと複雑構造をしています。
② そして生えてすぐの歯は未成熟であることも特徴です。
以上の理由から特に意識的にケアをしないと非常に虫歯になりやすいのです。
ご自分の6才臼歯は虫歯治療していませんか?
私の6才臼歯は治療済みです・・・。
ご自分のお子さんの6才臼歯のために!
① 歯科医院で虫歯になっていないか?チェックしましょう。そこで6才臼歯のお手入れの仕方を聞きましょう。
例えばピンポイントで磨ける「タフトブラシ」
生えかけの6才臼歯はまだ背が低いので、特に狙って歯ブラシを当てないと磨けません。
そこでタフトブラシを使うとピタッと狙って磨けます。
普通の歯ブラシならば、歯ブラシの先っぽを使って磨くと効率的です。
こういう仕上げ磨きの方法を歯科衛生士に聞くといいと思います。
② シーラントをしましょう。
※物をかみつぶす役割の奥歯は、そのデコボコとした場所(特に凹=溝)に物がたまりやすいため虫歯になりやすいです。
物がたまらないように歯科用の材料であらかじめ埋めておく予防法がシーラントです。歯を削らずできるのでお子様の負担は少ないです。シーラントをした後の歯は、いつも通りのお手入れをしていてください。
③ フッ素を塗りましょう。
生えてきたばかりの未熟で軟らかい歯質の6才臼歯。こういう時期にこそフッ素を塗って歯質強化をしておきましょう。イメージとしてはスポンジにお水がぐんぐん入っていく感じ!それくらいフッ素の取り込みもいいことも特徴です。
定期健診と合わせてフッ素を塗るといいですね。
お子様のお口がずっと健やかでありますように・・・
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